女性ホルモンの分泌量は年齢を重ねると同時に減少し
還暦前後になると、卵巣はわずかな女性ホルモンしか分泌しません。
これは何か対策をすると女性ホルモンが増えるわけではなく、
残念ながら加齢と共に減少を続けるだけです。
一方この女性ホルモンの減少に対して
色々と対策を準備することはできます。
大切なのは、女性ホルモンを増やすという考えはやめて、
「女性ホルモンを補う」「女性ホルモンをコントロールする」という
考え方に変えていきましょう。
ここでは、自分で手軽にできる女性ホルモンを補充する対策について紹介します。
女性ホルモンを補充する方法は
大きく分けて食生活、睡眠、運動の3つになります。
【1.バランスの良い食事】
そもそも、女性ホルモンを増やすような特別な食事は存在しません。
しかし、栄養バランスが悪い食生活は
女性ホルモンにも当然良くありません。
食事を見直すときの基本中の基本ですが
肉や魚、大豆のたんぱく質、
野菜、炭水化物、少量で良質な油を
バランスよく摂るようまず心がけましょう。
よく大豆を食べましょうと耳にしますが
理由はエストロゲンに似た作用がある
イソフラボンという物質が多く含まれているからです。
★イソフラボンを多く含む大豆食品ランキング★
●第1位 納豆 64mg
(小1パック 50g中)
●第2位 豆腐 50.9mg
(1/3丁 100g中)
●第3位 煮豆 19mg
( 30g中)
●第4位 油揚げ 7.4mg
(1/2枚 10g中)
●第5位 みそ 4.5mg
(味噌汁1杯分 12g中)
大豆そのものや納豆はコレステロール値を下げる
食物繊維が豊富ですが、
がんもどき、油揚げなどの大豆製品は
大豆から繊維分を取り除いています。
また油で揚げた大豆製品はカロリーが高いし、
油の酸化を防ぐためにも
調理前に油抜きをした方が無難です。
腸内環境を整えるためには
納豆や糠漬けなどの発酵食品、
ネギ、ゴボウ、バナナなどのオリゴ糖を
積極的に食べていきましょう。
洋食よりも和食中心に献立を考えると
自然と理想的な食生活になります。
ただし塩分の取りすぎには注意が必要です。
【2.質の良い睡眠をとる】
睡眠のことを少し調べると
よく出てくる内容の一つ
「夜10時から深夜2時までがシンデレラ睡眠」
この時間に眠りましょうと言われても
実際は難しくありませんか?
女性ホルモンを増やすための
生活習慣の見直しのはずが
ストレスがたまっては本末転倒です。
夜更かしはやめようと意識することから始めましょう。
そしてお風呂タイムもできれば。
寝る前に湯船につかって
リラックスタイムを作ることです。
でも無理なら足浴だけでも効果があります。
またシャワーだけになってしまうときも
側面や背中もお湯を当てて
体を温めて新陳代謝を上げていきましょう。
また寝るための環境を整える事も大切です。
私は
テラヘルツ商品で健康を使っています。
そして季節によっても
熟睡できるよように、工夫が必要になってきます。
●夏
寝苦しくて辛いときは
体感温度が下がる敷きパットを使ったり
コットンクールケットを利用してみましょう。
暑い夜には寝る前に寝
寝室の室温を下げておき、
寝る時にはクーラーは切るようにしましょう。
時には扇風機も併用して
自分の体にはあった環境を整えていきます。
●冬
寝間着の上下の間に隙間があると
せっかく部屋を暖めた空気が流れ出て
体温が奪われ、冷えを助長させる可能性が高くなります。
寝間着はズボンの中に上着を入れて
空気の流れをシャットダウンします。
下にタンクトップなどの薄着の衣服を重ね、
体の周りに暖かい空気の層を作るのも
おすすめです。
あと、足下に湯たんぽを置くのも
じんわりと体が暖まって眠りやすくなります。
【3.適度な運動をする】
夕方に30分程度の有酸素運動をすると
より眠りにつきやすく、眠りも深く安定すると言われています。
時間が取れればウォーキングなどが理想です。
しかし仕事や家事、そして厳しい気候など
実行するには難しい人がほとんどです。
無理なく体を動かすには
まずはながら運動から始めましょう。
拭き掃除をしながら、手を外側に動かす、
料理をしながらかかとの上下運動を行い、
リンパを流してむくみや冷えを防ぎましょう。
先日教わった手ぬぐいストレッチも
体が伸びて気持ちが良いです。
体が硬い私でもぐいっと体が
伸びるとそれだけで
ストレス解消にもなりました。
女性ホルモンを補うためにも
家でできることから動くようにしましょう。
(まとめ)
女性ホルモンを補充する方法は
大きく分けて食生活、睡眠、運動の3つになります。
これはダイエットでも美肌作りでも
大切だと言われている生活習慣です。
何の気なしにすごしている生活。
これを全部理想型に変えるのは
難しくて当然です。
まずは自分の生活を振り返り
「お腹いっぱいになるまで食べている」
「最近歩くことが減った」など
一番気になることから、少しだけ変えてみる
気楽に、気長にとらえて
実践するのが継続できる一番の近道です。