中性脂肪の薬物療法について一覧

中性脂肪の薬物療法と聞くと
どんなことをするんだろうと
身構えてしまいませんか?

食事の改善や運動、ストレス解消を心がけても
なかなか数値が変わらないときは
内科のお医者様を頼ることも考えましょう。

ただし薬を飲んだからと言って
生活習慣が乱れたままでは
改善するまで非効率すぎます。

このページでは中性脂肪の薬物療法について
どんな点を注意した方がよいかをお話します。

普段から中性脂肪値が気になる人や
健康診断で中性脂肪値が高いと
イエローカードを貰った人は

一度病院へ行くことを決心しましょう。

熱がある、傷が痛いなど
痛みがあれば早く直したいので
病院へ行かなきゃと自然に覚悟が決まります。

しかし中性脂肪値が高いと言われても
自覚症状がないため
忙しいし、面倒くさいと放置している人も
珍しくありません。

よくわかります。私は
かかりつけのお医者さんが目の色を変えて
「このまま中性脂肪値が高いままだと
病気の温床になります」と

強い口調で説明を受けました。
ショックのあまり、帰り道本屋へ立ち寄り
「中性脂肪値」に関する本を
すぐ買って家で読みました。

中性脂肪を薬物療法で改善するのは
かなり値が高い人が対象です。

薬物療法を始める前に食事療法と運動療法で
数値が正常範囲に入らないかを
試してみることが大切です。

そして中性脂肪の薬物療法を
受診するときに行くべき病院が
大きく分類して3つあります。

1.かかりつけ医がいるクリニック

かかりつけ医がいる人は迷わず
このクリニックで診察を受けましょう。

かかりつけ医なら今までの病歴はもちろん
検査結果データも残っていることが多いです。

また患者さんのライフスタイルから
生活改善のアドバイスを頂くことも
期待ができます。

2.人間ドックを行う内科のある病院

かかりつけ医がいないときは
人間ドックを実施している内科へ行きましょう。

中性脂肪値はもちろんのこと
他の病気にもかかっていないか
一緒に見て貰うことが可能になるからです。

人間ドックへ行けば
予防治療として今後の生活習慣の改善アドバイスや
治療が必要な場合は、その場で予約も可能です。

3.内科のある病院弊区

かかりつけ医がいない、
近くに人間ドッグを行う病院が
見つからない場合はまず近所の内科へ行きましょう。

お医者さんガイドなどで
自分の住まいを入力して
通える範囲内でお医者様を探しましょう

検査結果次第では
長いお付き合いになるかもしれません。
通院しやすい場所選びは大切です。

お医者さんガイド
https://www.10man-doc.co.jp/

そしてお医者様から
中性脂肪の薬物療法をしましょうと
説明を受けたら素直に受け入れましょう。

ただし中性脂肪値は
食事によって大きく変動します。

もし血液検査を受けた日に
12時間以内に食事をした覚えがあるときは
正直にお医者様に伝え
血液検査を再度してもらいましょう。

もしかしたら中性脂肪値が
正常値の範囲以内の可能性があるのに
薬を飲むのは早いからです。

薬物療法をスタートする際、
お医者様も必ず教えてくださると思いますが
食事療法と運動療法も併用が原則です。

そして体重記録と食生活日誌を
毎日書いて毎日の生活を振り返りましょう。

【体重記録】

体重記録は折れ線グラフを作って
体重の変化を見た目でわかりやすくしていきます。

グラフ3分の1位を残して
現在の体重を記入します。
体重の増減が考えられるので
増えた場合も予測しておきましょう。

グラフは毎月1枚ペースで作成していきます。
体重はちょっと大変ですが朝と夜2回測定し
その値をグラフに書いていきましょう。

グラフの右側には今月の目標を決めて書きます。
体重を元に戻さないためには
1ヶ月に現在の体重の5%以内を落とすのが理想です。

50㎏の人で2.5㎏、60kgの人であれば3Kgまで
1ヶ月で落としても問題ないことになります。

【食せいかつ日誌】

現在の体重と目標体重を紙の左上に書き出します。
次に適正摂取カロリーと目標消費エネルギーを記入します。

日付と朝の体重、夜の体重を書きます。
時間帯は毎日できるだけ同じが理想です。

食事の時間、内容、食事量を書き出し
一日の摂取カロリーを計算後記入します。

有酸素運動、無酸素運動の内容もメモに残しましょう。

【体重記録】や【食せいかつ日誌】を一から作成するのは
時間がかかります。
中性脂肪値の本の付録などを使って
必要枚数をコピーすると簡単です。

簡単に楽しく食生活レコーディングができちゃうアプリ、
『eat-app』などを使うのも一案です。

(まとめ)

中性脂肪の薬物療法を考えたとき、
まず通うお医者様選びを大切に決めましょう。

もしかしたら長期的に
お世話になるケースも考えられます。

そして数値が変わったか、
或いは薬の副作用が出ていないか
途中経過も注目しましょう。

効果が出ない場合は
薬を変える可能性もあることを知っておきましょう。

中性脂肪の薬物療法は
食事療法と運動療法も併せて行っていきます。
つまり生活習慣を見直す必要があります。

短期間で効果が表われなくても焦らず
時間をかけて中性脂肪値を正常値に
近づけていきましょう。