中性脂肪値が標準値の範囲内から
外れたと健康診断結果で知ると
はじめて食生活の
見直しを本気で考え始めませんか?
出来ればサプリに頼らず
普段よく食べている食材で
まず体調管理を整えたいと
私は考えました。
しかし血液をさらさらにすることで
有名な玉ねぎでも
単品で体質改善をするには
無理があります。
玉ねぎは貯蔵性が高い野菜のひとつ。
買い置きがしやすいので
毎日の献立に取り入れるのにとても便利です。
玉ねぎの栄養を最大限に生かすために
【1】玉ねぎの栄養価について
【2】毎日の食事のお供に簡単な玉ねぎレシピ
【3】玉ねぎを有効活用するには
について紹介します。
【1】玉ねぎの栄養価について
玉ねぎはねぎ、にんにく、にら等と同じ
ユリ科ネギ属の植物です。
ネギ科の大きな特徴の一つは
独特の匂いです。
ニンニクの強烈なにおい、
玉ねぎの涙を誘うツーンと鼻をつく作用も
イオン化合物が含まれるからです。
イオン化合物には種類が多く、
切ったり加熱によって
いろいろな成分と反応が変わります。
例えばイソアリシンにはコレステロール値、
中性脂肪値、血糖値を下げる効果が期待出来、
プロピルメチルジスルフィドには
血小板の凝集抑制効果、
血栓ができにくくななどです。
玉ねぎは生でも加熱しても
栄養効果を発揮するので
料理法を選ばないのが嬉しいです。
外皮に多いケルセチンというポリフェノールは
脂質と結合しやすい性質を持ち
腸内で脂肪を吸着、排泄する働きがあります。
強い抗酸化作用もあるので
LDL(悪玉コレステロール)の酸化を防ぎ、
動脈硬化の予防につながります。
これらの成分は水溶性です。
注意点は生で食べるときに
水にさらしがちですが
切った後15分後放置すると有効成分が安定します。
野菜炒めなど加熱料理は
早めに切っておく段取りをしましょう。
玉ねぎの栄養を健康効果として得るには
1日に1/4個(50グラム)が目安です。
【2】毎日の食事のお供に簡単な玉ねぎレシピ
玉ねぎで簡単なおかずと言えば
オニオンスライスです。
料理とは言えないお手軽です。
味付けが一種類だと飽きてしまうので
しょうゆ・かつお節・青じそなどのドレッシングや
マヨネーズ等調味料を工夫すると
長続きしやすくなります。
たださすがに毎日だと飽きてしまうので
ずぼらな私でも作れる
簡単玉ねぎレシピを調べたのでご紹介します。
★ワインにあう、焼き玉ねぎ
材料 (2人分)
玉ねぎ…1個
オリーブ油…大さじ2
にんにく…1/2片
赤唐辛子…1本
塩小さじ…1/3
爪楊枝…6本
作り方
①玉ねぎを6等分のくし切りにし、爪楊枝を背から刺し、
にんにく、赤唐辛子オリーブ油を温めたフライパンに入れる。
②中火で5分ほど焼いて、こんがり焼き色が
ついたらひっくり返し、まんべんなく塩をふる。
③8~10分ほどを目安に両面に
焼き色がついて、とろっとしてきたら完成。
準備が大変でなければ
オレガノ、ローズマリー等の香草を
一緒に焼いても美味しい一品です。
★トマト&オニオンコンソメスープ
材料 (2人分)
玉ねぎ…1/2個
トマト…1個
コンソメの素固形…1個
料理酒…適量
塩胡椒…少々
作り方
①玉ねぎはみじんきり、トマトはなるべく小さく切っておく。
②なべにお水とコンソメの素を入れて沸騰させる。
③②が沸騰したら、玉ねぎを入れて塩胡椒、
料理酒を加えて玉ねぎが透き通るまで煮込む。
④玉ねぎがいい感じに煮えたらトマトを加える。
⑤トマトに軽く火が通ったら、
スープ皿に盛りつけて、出来上がり!
★焼き玉ねぎ~味噌グラタン風~
材料(2人分)
玉ねぎ…2個
出汁入り味噌…大さじ2
マヨネーズ…適量゙
スライスチーズ…1枚
青のり…少々
作り方
①玉ねぎはヘタ部分と根部分を少し切り落とし、
皮をむいて、横半分に切る。
②平たいお皿に並べ、ふんわりラップし、
レンジで6分チンする。
③柔らかくなった玉ねぎの上に、出汁入りみそを塗り、
スライスチーズをちぎってのせる。
上からマヨネーズをお好み分量かける。
④トースターで焦げ間が付くまで焼く。
焼き上がったら、青のりをふりかけて完成。
【3】玉ねぎを有効活用するには
(1)保存は常温で大丈夫です
もともと貯蔵性が高い野菜なので、
冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
ただし、蒸れ、湿気には弱いので、
長期間使わないときは
風通しのよいかごなどに入れましょう。
冬場など、キッチンが暖かくなり過ぎる時期は、
玄関や廊下など涼しい場所に移動させます。
(2)冷凍保存もOK。忙しいときにお役立ち
1/2個だけを使うときは1個すべてを切り、
使わない分はは保存袋などに入れて
野菜室へ入れておきましょう。
1~2日以内に使う予定がないなら冷凍室へ。
冷凍の場合は、スープなどに凍ったままで料理が可能です
(3) 食べごろの見分け方・・・お尻の“出べそ”
保存がきくイメージの玉ねぎですが、
美味しくいただける食べごろがあります。
極めるポイントは、根っこが生えたお尻の部分。
ここが、ポコっと出べそのように出っぱってきたら、
中で芽が伸び始めているサインです。
芽が伸び始めていると、「内側」の糖を
エネルギーとして消費してしまうため、味が落ちます。
玉ねぎのお尻が出べそになる前に、
美味しく使い切るよう食べ方に工夫をしましょう。
(まとめ)
玉ねぎの栄養には
脂質異常症を改善し、コレステロール値を下げて
動脈硬化を予防する効果が期待出来ます。
それだけに玉ねぎを普段の食生活で
うまく利用することが大切です。
【1】玉ねぎの栄養価について
【2】毎日の食事のお供に簡単な玉ねぎレシピ
【3】玉ねぎを有効活用するには
上記項目で紹介した内容を参考に
玉ねぎの栄養を体に取り込み
中性脂肪値を許容範囲内に収まるよう
食事の内容を見直していきましょう。