中性脂肪の値を測定するために血液検査が必要なことと、
当日の朝食は食べないで来てくださいと
主治医と看護師さんお二人から声がかかりました。
それだけ重要で忘れちゃいけないことだと理解しました。
しかし前日はどう過ごせばよいのか
最初は聞きそびれてしまいました。
このページでは中性脂肪の血液検査で前日行う注意点を中心に
食生活でやってはいけないことについてお話させて頂きます。
まず血液検査はすべての項目が朝食抜きで行うとは限らないことを知りました。
私が通院した病院では外来が午前中だったので
必然的に朝一番の血液検査を行うスケジュールでした。
ただし中性脂肪の値を測るときは12時間絶飲食が理想です。
なぜなら食事をすることによって食べ物は消化され、
栄養分はカイロミクロンとなり分解された後、腸へ吸収されます。
自然と血中濃度が上がるのでお腹が空いている状態と
同じになるまでには時間がかかります。
中性脂肪値はまさにこの影響を受けてしまうため、
元にもどるまで10時間以上かかります。
例えば朝9時に採血する予定のケースは、
夜9時以降は、水分だけを取るようにした方が正確な値を測定できます。
普段どおりの生活をしていれば、
夜9時前に食事を終わらすことは難しくありません。
しかし人と夕食や飲み会の約束をしてしまうとまず難しいでしょう。
対個人との約束であれば、血液検査の前日の夜は避けて
別の日を提案しましょう。理由をきちんと説明すればわかってもらえます。
少々厄介なのが職場での歓送迎会や懇親会など
複数名参加型、しかも日程が既に決まっていて
スケジュールが動かしにくいイベントに顔を出す必要があるケースです。
この場合は幹事さんをはじめ、席が近くなった人に
「明日血液検査を行うため、12時間以上空腹にする必要がある。
最初だけの乾杯と少々は食べるが、後は難しい」理由を事前に話しましょう。
途中で席を外してよいなら、先に帰る方が辛くないかもしれません。
人が食べたり飲んでたりするのを、私だったら指をくわえて
我慢するのは決して楽しめない質なので。
前日家で夕食を取ることができる場合は、
アルコールは飲まず、食事も腹八分目を守りましょう。
本来は普段どおりの食生活で中性脂肪値を測るのが
ありのままの状況をすることができます。
しかし空腹時に測定するための環境を整えることを考えると
あえて食べ過ぎや脂肪分が多いものを前日に食べる意味がありません。
焼肉やピザなど脂っこいものは避けたほうが無難です。
和食中心のさっぱりとしたメニューが理想的です。
あと迷ったのが検査前の朝に
水分をどれ位取っても血液検査に支障がないのかが
よくわかっていませんでした。
流石に飴もガムもジュースや牛乳もNGは理解していましたが、
気を許すと普段どれだけのものを口にしているか
ちょっと怖くなるぐらいでした。
糖分や脂質が入っていないお茶も多分大丈夫だと思いますが
安心確実なのは、喉を潤す程度の水、或いは白湯で
検査当日の朝を迎えましょう。これなら問題は起きません。
直接の原因ではないかもしれませんが、
検査前にブラックコーヒーや日本茶を飲んだ時は
中性脂肪値の値が基準値内を外れてしまいました。
中性脂肪値は体重や血圧と違って
自宅では簡単に測定は難しいです。
半年に1回、職場に休暇を申し出て通院している身としては
自分の不注意で検査結果を台無しにする気にはなれず
慎重にしようと決めました。
これは検査前日だけではなく、日頃から注意したほうがいいことですが
21時までに夕食を食べ終わった後は
すぐ歯を磨いてしまう、目につくところに食べ物は
置かないことが大切です。
具合が悪い時はのラーメンののコマーシャルを見ただけで
胃がムカムカしますが、通常の食欲の時は
「ああ美味しそう。家の冷蔵庫になにかなかったかな?」と
ガサガサと探し始めてしまうことが今まで何度もありました。
可能ならば食事後すぐ寝てしまうのが一番間違いない方法です。
検査の前日だけ摂生し理想的な食生活を送っても、
その後不摂生をするならリスクが高くなります。
本気で中性脂肪値を正常値に戻したいのであれば、
面倒ですが毎日の積み重ねが、本当の健康体を手に入れることができます。
レアケースですが、突然血液検査をしましょうと言われた時は
お医者さんに「食事は〇〇時に食べたばかりですが、検査可能ですか?」と
必ず確認して下さい。
コレステロールや尿酸値は個人差があり、若干高めになるかもしれません。
しかし事前に食事をしていてもがさほど影響はないと思われます。
しかし中性脂肪値は100%近く上昇するからです。
(まとめ)
中性脂肪を測る血液検査の前日は、12時間以上空腹時を作ります。
午前9時測定の場合は、前日午後9時まで夕食を済ませばよいので
比較的生活リズムにあっています。
しかし午後1時測定の場合は前日の昼食は軽めに、夕食、そして
当日の朝食を抜かないと12時間以上の空腹になりません。
できれば朝一番の時間帯に変更可能かを申し入れてみましょう。
前日の食事は普段どおりで構いません。
しかし脂分が多い焼肉やピザなどはわざわざ食べる必要はないです。
アルコール飲料も測定前は止めておきましょう。
測定日前一日だけの話なので、水分も水或いは白湯に徹底しておきましょう。
万一値が悪かった時に、12時間前の食生活が原因ではないことが証明できるからです。