通勤時間は会社へ行く日は必ず使う時間。
一日のなかでわざわざ考えることなく
運動につなげる過ごし方は、工夫次第でいくらでもあります。
よく自転車通勤にするとお金も時間も節約でき、
ストレス解消にもつながると聞きますが、
私にはハードルが高かったです。
天気が悪くなったら?朝は気持ちがいいかもしれないけど、
夜暗い道を走るのは怖い?
今の自転車のかごは小さいから
大きくしないとカバンが入らない?
特に今の職場は駅では二駅ほど。直線距離だと6キロ。
坂道があるわけでもなく、走りやすい道路環境なのに
いくらでもサボる理由を見つけて
実行しない自分の姿が目に浮かびました。
運動のうちに入らないかもしれませんが、
まずは電車の中で立つことから始めてみましょう。
座っているよりも立っている方が消費カロリーが多いからです。
背中、お腹、お尻、太ももなどの筋肉を意識し、
姿勢を良くすることで筋肉が鍛えられます。
間違っても椅子に浅く座って足を投げ出すのは止めましょう。
電車内でのマナー違反だけではなく、
整体師さんに言わせると足を組むこと自体が骨盤・背骨を
歪める原因になるからです。
また移動時はエレベーターやエスカレーターを使わずに
階段を積極的に登りましょう。
余裕が出てきたら一段飛ばして上がるようにすると
筋肉トレーニングになります。
道を歩く時に信号待ちの時間も足踏みをしてみて下さい。
血行がよくなり、中性脂肪が燃焼されやすくなります。
恥ずかしくなければ膝を高く上げると
太ももの筋肉アップにもつながります。
そんな目立つ姿がイヤな人は
かかとだけを上げてつま先立ちはどうでしょう?
これは電車が駅で止まっている時にも出来ます。
通勤時に持っているカバンも考え方を変えれば
ダンベル代わりの負荷になります。
例えば後ろにカバンを持ち、肩甲骨を中央に寄せるようにして
大きく胸をはり、そのままの姿勢で両手を上げてみて下さい。
肩甲骨の間にある褐色脂肪細胞は、
少しの刺激でも中性脂肪を燃やすことが可能な
ダイエットにはありがたいポイントです。
肩甲骨を引き寄せて開く運動は、手ぶらでもできます。
社内の仕事中でも簡単にできるので、普段から動かしてみましょう。
カバンを持つ時も持ち方一つで、運動につながります。
荷物かあまりない軽めの時は、
手首を回転させるだけで腕の運動につながり、二の腕も引き締まります。
途中て持ち替えて、左右均等になるようにしましょう。
また普段から荷物を持つ時、人差し指から小指だけに
持ち手をひっかけていたら今日から止めましょう。
手の小指側から腕の後ろ、背中側に力がかかり、
肩こりの原因に繋がります。
必ず親指を添えて親指の下、拇指球(親指の付け根のふくらんだ部分)に
力を入れるようにすると自然と体の前側の筋肉に力が分散され、肩が開きます。
肩にかける時はベルトの内側に親指を添えて拇指球に力を分散させます。
筋肉がゆるみリンパが流れやすくなるため、荷物も軽く感じるし
疲れにくくなるのでおすすめです。
そして普段よりも10cm歩幅を大きくするイメージで
大股で歩いてみましょう。
そしてスピードは速めにです。
例えば今まで歩いていた時間が10分かかる距離だとしたら
9分で到着を目指して歩いてみて下さい。
かなり早足で歩幅が広くないと難しいです。
具体的な数字を目標にし、ゲーム感覚で始めると長続きします。
現代人は腰から下だけを使って歩きがちです。
モデルのように体をくねくねさせて歩くのは腰に負担がかかり、
腰痛の原因になります。
体の内側に筒を作りイメージで上半身を伸ばします。
足の拇指球(親指の付け根のふくらんだ部分)に力を入れ
つま先で地面を力強くけり出し、かかとから着地します。
すり足はNGです。
手は大きく動かさず自然に動かし、足を高く上げずに
すっと前に出します。
上半身と下半身の筋肉が連動すると一部の筋肉に余計な負担がかからず、
リンパのめぐりがよくなります。
結果体が温まり、代謝があがり、中性脂肪が燃えやすい体になっていきます。
どうでしょう?ひとつひとつはささやかな動きです。
でも本当に「ちりも積もれば」式の
ながら運動は効果的なのか心配ではありませんか?。
本に書いてあった話ですが スポーツクラブで週に2度運動すると
消費カロリーは500~600kcal位の人が多いそうです。
これに対し、ながら運動で1日100kcal。
今までよりも余分に消費できれば
1週間に700kcalとなり、上回ることが可能です。
往復の通勤で30分歩く人だったら
速く歩くだけで1日約100kcal消費すると聞き、
一日の目標が簡単にクリア出来ると知って嬉しくなりました。
ただ注意点が食べ過ぎに注意です。
ご飯100グラム(普通茶碗で小盛り)で168Kcalもあります。
せっかく運動しても帳消しになります。
まとめ
中性脂肪を落とすための運動と考えると大げさになりがちですが、
今まで運動不足だった人が毎日できる運動をしようとすると
ハードルが高すぎて挫折しやすいです。
まずは電車に乗った時、座らず立つことからはじめましょう。
体力がついてから本格的な運動を始めても遅くはありません。
ただし食べ過ぎには注意しましょう。
運動で消費出来るエネルギーは思ったより少なく、
食事で摂取するエネルギーは簡単に増えるからです。