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中性脂肪と禁煙。意志が弱い人は専門医のサポートを受けよう

中性脂肪値を下げる時に、お医者様から必ず言われる言葉。
「タバコを吸っているなら中性脂肪値を下げるためにも
これを機に止めましょう」と。

私は遊びタバコもやったことがないし、今でもタバコの煙は苦手。
正直愛煙家の気持ちが理解できません。

しかしまわりではタバコの値上がりのたびにカートン単位で
まとめ買いをする姿を見るたびに、
止めたくてもやめられない人が多いんだろうと
勝手に推測しています。

副流煙の問題もよく耳にするけれど、
それでもタバコがやめられないのは、どこまでニコチン依存症なのか
客観的にチェックする必要があります。

質問1から6に対して自分に当てはまる答えを選択し、合計点を出して下さい。

質問1 朝、目が覚めてから何分ぐらいで最初のタバコを吸いますか?

0点 1時間以上先

1点 31分から60分

2点 6分から30分

3点 5分以内

質問2 禁煙の場所でタバコを我慢するのが難しいですか?

0点 いいえ

1点 はい

質問3 一日のうち、どの時間帯でタバコを止めるのが未練が残りますか?

0点 朝の目覚めの1本以外

1点 朝の目覚めの1本

質問4 一日に何本吸いますか?

0点 10本以下

1点 11から20本

2点 21から30本

3点 31本以上

質問5 目覚めて2~3時間以内の方が他の時間帯より頻繁に吸いますか?

0点 いいえ

1点 はい

質問6 病気で寝込んでいてもタバコを吸いますか?

0点 いいえ

1点 はい

合計点出してみて 6点未満ならば自分で禁煙を工夫し、
7点以上の人はニコチン依存度が高いので、
禁煙外来へ行き、お医者様のサポートを受けましょう。

お医者様からのアドバイスを聞くことにより、
中性脂肪値を下げて動脈硬化を防ぐことはもちろん、
健康体へ戻るためにも近道でしょう。

【セルフ・モニタリングで自分の喫煙行動を見直す】

●初期(はじめ~1ヶ月間)

禁煙ノートを書き、タバコを吸った時、
止めた時の行動パタ-ンを記録

「例」

・はじめる前
自分の禁煙パターンを理解する
(いつどこで、どんな気持ちで等)

7時 起きがけに1本。頭がすっきりした。

・禁煙中
禁煙できた対策案を記録する
(いつどこで、どんな気持ちになった等)

7時 起きがけに吸いたくなったが、洗顔歯磨きをしたら
頭がすっきりして、タバコを吸わなくても平気だった。

●中期(1ヶ月~2ヶ月)

タバコを吸いたくなったらニコチンガムを噛んでみましょう。
また喫煙できる居酒屋、バーなどへは
自分から近づかないようにします

●後期(2ヶ月~3ヶ月)

喫煙できたら自分にご褒美を与えたり、
家族や職場の人に褒めてもらいましょう。
達成感が快感になり、続けやすくなります。

【禁煙外来では自分にあった方法を医師が伝授】

上記テストで点数が低くても、自分の意志が弱いと思っている人は
最初から禁煙外来へ行くのも一つの方法です。

どんな診療を行うかはお医者さんによって当然違いますが、
基本は息に含まれる一酸化炭素を測定し、サポートする薬が処方されます。
12週間で5回の診察が行われます。

・初回診察
喫煙開始日を決めて宣言

ニコチンの依存度が高いと依存症と診断される。
保険が適用される(自己負担は三割が多い)

・二週間目診察
禁煙による効果がではじめる

禁煙をはじめて約二週間後、たんや咳が減ったり、
目覚めがよくなったりする。
この禁煙効果が出たサインを見逃さないように。

・四週間目診察
禁煙に対して自信がつき失敗しやすい時期

禁煙に対して慣れが生じ、失敗しやすい時。
一本ぐらい吸っても大丈夫と自己判断し、
止められなくなることもあるので要注意。

・八週間目診察
禁煙がつらくなりはじめる

二ヶ月をすぎるとタバコを吸いたくなることがあります。
もし挫折しても外来には通いましょう。
こんな時こそプロの出番、医師が禁煙をリードしてくれます。

・最終診察(12週間目診察)
禁煙成功

三ヶ月の禁煙ができたら成功の一歩を踏み出しました。
今後禁煙を続けていくための不安があれば
遠慮なく医師に相談しておきましょう。

タバコの害というと肺にタールが貯まるイメージが強いですが、
それと同じぐらいに全身の毛細血管が収縮してしまうことが問題です。
毛細血管が収縮すると水分が全身に行き渡らなくなります。

つまり栄養も全身に行きわらず、排出されるべき老廃物も
いつまでも体内に残っていることになります。
肌がどす黒い人は、タバコを吸っている人が多いです。

皮脂細胞にたまった毒素と汚れ、
これが肌が汚く黒くなった原因です。

またタバコに含まれるニコチンは、
悪玉コレステロールの酸化を促し、真の悪玉
酸化悪玉コレステロールに変えてしまいます。

タバコを吸い続けることによって
動脈硬化のリスクが大きくなっていきます。

タバコは百害あって一利なし。
中性脂肪値が高いと知った時がピンチでチャンス。
普段の生活習慣を見直し、健康体を維持できるようにしましょう。

まとめ

禁煙。喫煙者が一度は考えたことがある生活習慣。
しかし他の事では意志が強くても
やめられない人が多いのも事実です。

自分の意志が弱いと自覚がある人は、
最初から禁煙外来へ行き、お医者さんのサポートを受けましょう。

禁煙が辛くなった時は、
今までタバコに費やしていたお金を他に使えるなど、
楽しみながら本数を減らしていきましょう。

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