中性脂肪を正常値に戻すために考えたこと。
それは中性脂肪が溜まりにくい体質になれば
苦労しないのに、若い時に近づきたいと考えました。
新陳代謝を上げることによって
肌のターンオーバーも整い美肌になるというけれど、
ここで勘違いしやすい言葉、新陳代謝と基礎代謝は違います。
【基礎代謝】細胞が生きていくために必要なエネルギー(カロリー)
【新陳代謝】 古い細胞が死んで新しい細胞が産まれること
どちらとも平常時の深部体温が上がれば連動して上がります。
ただし基礎代謝は加齢と共に落ち、
体重や筋肉を増やしてもそう簡単には増えません。
筋肉トレーニング等で基礎代謝を上げようとすると、
筋肉トレーニングと呼ばれる動作のエネルギー消費が発生します。
よって基礎代謝が上がることよりも消費エネルギーが増え、
カロリー消化につながります。
ただしこの運動を止めてしまえば意味は無くなります。
そこで中性脂肪値を正常値に戻すためには
平熱体温を36.5度を目標にした生活、低体温生活からの脱却が必要になります。
簡単に言えば規則正しい生活を送ることが大切です。
しかしどうでしょう?
一日の必要カロリー以上の食べ過ぎ他、規則正しい生活を送ることは
忙しい現代人にとって簡単ではありません。
出来ていれば中性脂肪値が基準値の範囲外にはなっていないはずです。
下記の項目の中で、出来ることから見直していきましょう。
【爪もみ】
注意点がひとつあり、薬指はもみません。
なぜなら交感神経を刺激してしまうからです。
揉む場所は手の指の爪の生え際の両端です。
両手の親指・人差し指・中指・小指を、1日に数回、
1ヶ所を10秒ぐらいを目安に揉みましょう。
副交感神経が優位になり、全身の血行が促進されます。
【深呼吸】
しっかりと呼吸を行うと、体の隅々まで酸素や栄養が行きわたり、脳も活性化されます。
呼吸法をしっかりマスターするだけでもダイエットは可能だと
ボディメイクスタジオの主催者さんがおっしゃっていました。
肋骨を意識して、鼻から吸って口から吐く。これが基本です。
今は口呼吸の人が多いから必要以上に異物(ウイルス)を喉に通し、
調子を崩す人が増えていると聞いて納得できます。
体の腹横筋(肋骨を動かす感覚)を広げたり縮ませたりすることにより
ぽっこりお腹も引き締まり、脂肪が燃焼しやすいヤセ体質になります。
【白湯】
温かい飲み物が体を冷やさず、温めることにつながるのはわかるけど、
色々準備物を用意するのが大変だと思ったら、まず始めてほしいのが白湯を飲むことです。
電子レンジを使って気軽に暖める方法もありますが、
おすすめはやかんを使って「火」の力を借りて下さい。
水もできれば水道水よりは塩素や防腐剤が含まれていない
ミネラルウォーターを選びましょう。
【睡眠】
睡眠前に食べ物を食べるのが良くないとされるのは、
睡眠中に食べ物から作られる脂肪の合成が活発になるからです。
寝る3時間前には食事を終わらせておきましょう。
また質の良い睡眠をとるには頭だけではなく、
体もある程度疲れている方がとりやすいです。
デスクワーク中心の人は、仕事帰りにジムによるなど
体を動かす機会を増やしましょう。
もし時間がない時は浴槽にお湯を張り、
手で床を押して上半身を安定させてから手足を上下にバタバタさせるなど
簡単な運動で構いません。
睡眠は時間よりも質が大切です。
太り気味だと「睡眠時無呼吸症候群」になりやすいです。
放っておくと睡眠の質は悪くなるので、
いびきがひどい時同様、お医者さんに見てもらうことをおすすめします。
また、一番影響力がある食生活をもう一度見直してみましょう。
脂質や糖質のとりすぎと聞くと量を多く食べる人を思い浮かべがちですが、
食べ過ぎが原因だとは限りません。
例えばこんな食生活はしていませんか?
・朝は忙しい、お腹が空いていないので食べない
・昼はコンビニのおにぎりやサンドイッチで軽めに
・夜はビールと軽いおつまみだけ 等
こんな食事がメインだと、血液を作る元のタンパク質や
血液力(必要な酸素や栄養を運んだり、細胞が排出した老廃物や二酸化炭素を回収)を
上げるビタミン、ミネラル、食物繊維がほとんど摂れていません。
また糖質制限ダイエットで体重が落ちると評判になっていますが、
主食を食べないと満腹感を得ないため、他の脂質やおやつの糖分のとりすぎにつながり、
栄養バランスが崩れやすい生活環境につながります。
正直なところ、お腹の満足感だけなら菓子パン2個でも
1食分のカロリーがまかなえ、費用もリーズナブルです。
そして日持ちもある程度大丈夫だし、冷蔵の必要もないので
夏場の気温が高いときでも気軽に外へ持ち運べ便利な食べ物です。
しかし安易な食べ物ばかり食べていると、体は自分が食べたもので出来上がってきます。
オーガニックなものを食べたいのは山々ですが、毎食だとかなりエンゲル係数が高く付きます。
ここからは考え方次第ですが、食事の材料にも気を配り血液の働きをよくしないと
新陳代謝は滞り、良い細胞を作り出すことは難しいことを覚えておきましょう。
まとめ
中性脂肪値を正常値に戻すためには、新陳代謝アップ、
つまり平熱の体温を36.5度以上になるよう、体質改善を意識して下さい。
一度に沢山生活習慣を変えるのは大変なので、爪もみ療法、深呼吸を意識する、
冷たいものよりも白湯を飲む、質の良い睡眠を取るなど
出来ることからひとつでもいいので始めてみましょう。
そして一日の終わりに栄養バランスが取れた食事をしたか見直し
「今日はタンパク質が摂れなかった」など不足している栄養素があれば
翌日以降食べるようにして、帳尻を合わせていきましょう。