コレステロールを下げる飲み物ってあると思いますか？
コマーシャルなどで見かける特定保健用食品を知るたびに
試してみたくなる一方、その前にやることがある気がしてなりません。
コレステロール値を下げる基本は、
飲み物や食べ物ではなく生活習慣の改善になります。
しかしわかっていても簡単に変わらないのでみんな苦労しています。
このページではコレステロールを下げる飲み物を調べ、
毎日の食生活を見直した上で、
体の免疫力を上げるなど健康につながる良いものを一緒に紹介します。
コレステロールを下げる飲み物といえば
血液中の悪玉コレステロールを減らしたり、
血液をサラサラにするものを頭に浮かべませんか？
現代人の中では日本茶が苦手な人もいますが、
日本人に昔から身近な緑茶が再注目を浴びています。
理由はカテキンやビタミンＣなど
コレステロールを下げる成分が多く含まれているからです。
糖質たっぷりな飲み物を選ぶ前に
お茶を飲むと口の中もさっぱりするの、一石二鳥です。
お茶といっても種類は様々。自分がよく飲むお茶を調べてみました。
■緑茶
・カテキン
カテキン類は活性酸素が人体の組織を攻撃するのを食い止め、
病気にならないよう防いでくれる働きがあります。
その抗酸化力はビタミンCやビタミンEの数倍から
数十倍とも言われてします。
・サポニン
サポニンにも抗酸化作用があるため、
活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防いでくれます。
また免疫力を上げてくれるため、風邪予防にも一役買っています。
・ビタミンＣ
同じくビタミンＣにも抗酸化作用があるため、
活性酸素を除去し、脂肪の酸化を防いでくれます。
また別名若返りのビタミンと呼ばれ、欠乏すると老化が進みます。
■紅茶
・テアフラビン
紅茶に含まれる赤い色素のことで、抗酸化力があります。
ポリフェノールの中でもタンニン類に分類されています。
緑茶や紅茶を飲み続けるとコレステロールの値が下がるかもしれませんが、
薬ではないので飲めば低くなるというものではなく、
自分の健康維持に役立つ程度ってところでしょうか？
では次に特定保険用食品のお茶は普通のお茶と何が違うのか
よく理解していなかったので、こちらも調べました。
念の為、特定保健用食品とは・・・
健康維持に役立つことが科学的根拠に基づいて立証され、
「コレステロールの吸収を抑える」などの表示が
許可されている食品のことを指します。
また表示されている効果について国が審査を行い
食品ごとに消費者庁長官が許可しています。
通称「トクホ」人が万歳をしているようなマーク、
きっと一度は見たことがあるはずです。
■ 花王 ヘルシア緑茶
内臓脂肪を落とすにはカテキンが入っているので効果的だと
メーカーは売り出しています。
ヘルシア緑茶は1本（350ml）当たり茶カテキンが540mgです。
茶カテキン540mgの量は急須でいれた緑茶に換算すると、
湯のみ約５杯分の茶カテキン量になります。
食後に５杯お茶を飲むmのはちょっと現実的ではありません。
では普段飲んでいるお茶を濃くすればいいのかというと
同等の効果は期待できますが、苦くて毎日飲み続けるのは難しいことになります。
どんなに体によくても苦すぎれば飲むのをやめてしまうのがオチです。
■ サントリー 緑でサラサ
コレステロールを下げる野菜の力（SMCS）が特徴というけれど、
SMCSがわからなかったので調べてみました。
SMCSには、肝臓内に酵素の働きを活性化する働きがあり
胆汁酸の合成を促進し、排出される
コレステロールの量を増やすことが可能になるとのこと。
特にアブラ科の野菜、キャベツやブロッコリーに
多く含まれているそうです。
普段から馴染みがある野菜ですが、毎日はなかなか食べられません。
そして野菜ってホント一日の必要量３５０グラムを摂取するのは至難の業。
温野菜にすれば量は食べられるのはわかっているけれど
朝は豆腐や卵でタンパク質を取るのが優先になってしまう。
ランチはミニトマトや炒めもの、煮物の野菜を入れることにしても、
温野菜にブロッコリーは３個ぐらいが限度。
夕食が一番食べられる可能性が高いが、緑黄野菜の大量摂取は難しいです。
特に外食のランチだと野菜を選ぶことが難しくなります。
予算が少ない時はなおさら炭水化物ばメインになりがち。
パンや麺類などなど。
だから１日に２缶飲めばよいとメーカーは開発しているけれど
１日４００円は簡単に続けられる金額ではない。
薬ほど必要に迫られていないと余計に。
コレステロールを下げる飲み物を探すのもいいけれど、
まずは生活習慣を見直すことが大切です。
変えていくのってかなり意識しないと難しいですが。
甘いものを控える、お酒を飲みすぎない、
定期的に運動する、睡眠をよく取る
ストレスをためない、タバコをやめるなど
きっと聞き飽きていますね。でもこれが基本中の基本。
体に良いものを飲みつつ、自分の体を大切にメンテナンスするのが
一番コレステロール値を正常にもどす近道なことを忘れないようにしましょう。
（まとめ）
コレステロールを下げる飲み物を探しても
残念ですが飲めばすぐ下がるものはありません。
薬ではないので即効性を求めては駄目です。きっかけにはよいでしょう。
生活習慣を見直し、免疫力を高めることが
実は一番健康に近づく早道です。
ストレスをためないようしっかり休み、適量を食べてぐっすり寝る
全部できなくて構いませんので、できることからとりかかりましょう。