健康診断結果で中性脂肪値が高いと通知がくると
生活習慣を変えなければいけないことはわかるが、
「どれぐらい続けなければいけないのだろう?」と
不安になる方がいらっしゃいます。
このページでは中性脂肪の数値を正常値に戻す期間に
まずやるべきことについてお話させて頂きます。
中性脂肪値をもとに戻すためにはどうすればいいんだろう?
インターネットで調べると情報があふれており、
本屋の生活習慣改善コーナーへ行くと本がありすぎて
一体何をまずすればよいのか迷ったことはありませんか?
食事制限?苦手な運動?とやる前からあれこれ考えすぎると
それだけでうんざりとした気持ちになり疲れたことはありませんか?
今までと違った生活習慣を作るのは「脳」の働き上
抵抗感があるのは当たり前だとまず受け止めて下さい。
しかし勘違いをして欲しくない点は、
ダイエットなら体重が落ちるとお腹周りを見れば
どれだけ成果が出たか一目瞭然です。
ところが中性脂肪値はどれだけ数値が改善されているのか
自分では簡単に調べることが難しいです。
そのためモチベーションが上がりにくいし、だんだんと
「どこも痛くないし、服が着られなくなるほど太っているわけでもないから、
このまま放っておいてもいいや」と逃げの気持ちになりやすいです。
でもこれは危険な考えです。中性脂肪値の異常を放置すると
脳梗塞や心筋梗塞など病気になるリスクがあることを自覚しましょう。
では何から始めればよいかというと、
生活習慣の中でまず食生活を見直して下さい。
そしてまず3週間続けることを目標にして下さい。
目的はその新しい行為に脳みそが違和感を覚えないようにするためです。
そしてあれもこれもやろうとすると
間違いなく挫折します。はじめは
1.早食いをやめる。
2.間食を控える。
この2つからはじめてみましょう。
●食べる時は10回噛む
食生活の見直しで何から初めて良いかわからない時は、
まず咀嚼の回数を増やすことから始めてみて下さい。
こうすると食べ過ぎのもとである
「早食い」を防ぐことが可能になります。
理由は脳の食欲中枢に「お腹がいっぱいになった」と
信号が届くまでには食事をしてから
20分以上はかかると言われています。
そのため早く食べすぎると満腹サインを感じるまでに
必要以上の量を食べることになってしまいます。
それを防ぐためによく噛むことを意識し、
「少しずつ」「ゆっくり」食べるようにしましょう。
目安は一口10回以上を噛むようにすれば大丈夫です。
昔、30回と聞いたことがありますが数が多すぎると
噛む回数を数えるのが大変な上、
顎を痛めるリスクも高くなるため10回で十分です。
「今まで早食いだったな」と自覚がある人はいらっしゃいますか?
カレーライス、丼もの等
一つのお皿でメニューが終わってしまうものは
食事時間が短くなりがちです。
サラダや小鉢、味噌汁などサイドメニューを
一緒に注文して食べ過ぎないよう工夫しましょう。
メニュー選びも野菜スープ、骨付きステーキ、
焼き魚など自然と噛む時間が多いものを選ぶと
食事時間が短くなることが少なくなります。
●間食は控える
もちろん1日三食の食事だけを大切にできれば、
カロリー的にも過食せず中性脂肪値を正常に戻すには効果的です。
しかし食いしん坊の私には
全く食べないと決めることがどうしてもできませんでした。
数日なら守れるかもしれません。
しかしこれから何のデザートも食べられないと思うだけで
ストレスがたまり精神的によくありません。
それよりも今までは3つだったものを2つにするなど
量を減らすならまだ出来そうな気がしました。
また仕事が遅い時に夕食が遅くなるとわかっていた時には、
夕方におにぎり1個やカロリーメイトなど小腹を満たしておくと
夜遅い時間は炭水化物抜きの食事で調整するなど
自分なりの食べ方を決めておくと楽です。
ボディーメイクの先生に教わってよかったのが
食事前の酢キャベツを食べると食べ過ぎ防止につながりました。
そし何よりもお通じが家にいる時間に終わり、
スッキリとした気分で出勤できるおまけつきです。
先生はできれば紫キャベツがおすすめとおっしゃいました。
何が普通のキャベツと違うか調べてみると
・紫キャベツは、通常のキャベツに含まれる栄養素の全部が入っている、
・特にビタミンCが多い。、100g中68mg
・カリウムやリン、亜鉛は通常キャベツの1・5倍含まれている
・銅は通常キャベツの約2倍も含んでいる。
・食物繊維はカリフラワー並み
いいことずくしでした。でもたくさん食べたかったので
値段が高い紫キャベツは数回でやめてしまいました。
約半年普通のキャベツで作っていますが、問題ありません。
何よりもズボラな私でも作れるのが長続きしました。
作り方はタッパーウェアにお酢をひたひたになるぐらい入れ、
大さじ一杯の砂糖を入れます。
キャベツは千切り後、塩もみをします。
そしてキャベツを入れ、お酢をなじませればおしまい。
数時間後から食べられます。
お酢の種類は、穀物酢、米酢、リンゴ酢など、好みのもので大丈夫です。
キャベツだけでは見た目も寂しいので、千切りの生姜や人参など
アレンジするとさらに美味しくなります。
つけた後のお酢はドレッシングに入れたり、そのまま薄めて飲めば
残すことなく利用可能です。
(まとめ)
中性脂肪値をもとに戻すにはどれ位かかるのだろう?
期間が気になった時は、まずすべてを改めようとするのではなく
できそうなことからまず3週間やってみましょう。
不安を抱く気持ちはよくわかります。
しかし考えすぎて行動を変えないと結果はついていきません。
迷ったら「食べる時は10回噛む」から食生活を変えていきましょう。